究極のラーメンを求めて 第86回『駄目な隣人』
「駄目でも良いじゃない」

第86回目は、新宿駅東口から徒歩10分ほどの歌舞伎町繁華街外れにある『駄目な隣人 新宿店』です。
前回新宿を訪れたときに立ち寄ろうとしましたが、その時はすでに店頭に行列ができていたためあえなく断念しました。
そこで今回は早めに訪れ、目論見通り空いてたため満を持して入店しました。
店頭のセルフレジで先に精算をする方式で、「REGULAR(醤油ラーメン)」(¥900)と「黒毛和牛せいろご飯」(¥550)にしました。
店内はオシャレな内装で、とてもラーメン店に思えません。
そして席で待つこと10分ほど、長らく待ち望んだ麺にようやくご対面できました。

見た目だけでその完成度の高さが伝わってくる出来で、早速透き通るような醤油スープをすすると、まるで初夏の草原に吹く風のような爽やかさが口の中全体を駆け抜けました。
ビストロシェフが考えたブイヨン・ド・レギュームと本醸造濃口醤油で作り上げたこだわりのスープとのことで、仕上げに生姜コンフィの油をブレンドしているそうです。
具材には、低温調理したレアチャーシューと特製ダレで煮込んだバラチャーシューの贅沢な2種のチャーシュー、長ネギ、豆苗とシンプルながらも一つ一つにこだわったラインナップです。

また、麺は太麺と細麺の2種類から選べ、自分はお店オススメの太麺にしました。
この全粒粉入りの手揉み麺が醤油スープをたっぷりと吸い込み、コクを存分に味わうことができます。

そして極めつけは卓上調味料の豪華さです。
海苔・生卵・ニラ胡椒・濃口醤油・鰹節・胡椒という過去に例を見ないほどの充実感で、色んなパターンの味変を楽しむことができます。

そしてこちらは「黒毛和牛せいろご飯」です。

蓋を開けると、中から黒毛和牛が溢れんばかりに飛び出してきました。
これで¥550は正直言って破格の値段だと思います。
自分は卓上の生卵を溶き、すき焼き風にして食べました。
あと7杯くらいは行けましたね。
『駄目な隣人』店名はふざけている?かもしれませんが、その味は一つ一つを妥協なくこだわり抜いた生真面目な職人気質のお店でした。
なぜこのような店名になったのか。
次回訪れたときに勇気を出して店員さんに聞いてみたいと思います。