バーのすすめ No.10 〜ロック愛好家の書斎〜

池袋東口ロックバー「oasis」

第10回目は、池袋東口から徒歩6分ほどにあるロックバー「oasis」です。

店内は、カウンター・テーブル席を合わせて16席ほどで、席の間隔を広く取っているため、外観からの想像以上に広々としていました。

バーテンダーの方もぴしっとした服装で、音楽とお酒を楽しむ本格的なバーの雰囲気を演出しています。

この日は一杯目に、伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの名曲を冠した「パープル・ヘイズ」（¥920）を頼みました。

ウォッカベースでバニラ風味の、紫色した飲みやすいオリジナルカクテルです。

また、壁には往年の名盤が飾られており、ロックの歴史に思いを馳せながらじっくりお酒を味わえることができます。

ちなみに、こちらのお店はサイドメニューも美味しく、画像の「チーズ盛り合わせ」（¥1,000）、「チリコンカン」（¥680）は、いずれもバーとは思えないクオリティでした。

続いて二杯目は「minor case」のロック（ ¥1,310）を頼みました。

こちらはまずガツンとライの強烈な辛味が来ますが、その後に滑らかでほのかな甘味が訪れます。

「minor case」は、バーボン業界の雄、ケンタッキーのビーム家が排出した多くのマスターディスティラー(蒸留最高責任者）の一人である、マイナーケース・ビーム（M.C.ビーム）により産み出されました。

彼はストレート・ライ・ウイスキーを得意としていましたが、禁酒法施行により、製造中止となり、 200年間続くビーム家の歴史にとって、唯一未完の章として語り継がれていました。

マイナーケース・ストレート・ライは、M.C.ビームの功績を讃え当時の味わいを再現したストレート・ライ・ウイスキーです。

ライ麦51%を使い、内側を焦がしたホワイトオークの新樽で2年貯蔵し、クリームシェリー樽で６ヶ月後熟しています。

ロックバー「oasis」、ロックバーというとワイワイとしたパブのような雰囲気を想像してしまいますが、こちらの店舗は大人のロック好きが落ち着いてお酒と音楽を嗜む雰囲気となっています。

かつてロックに夢中になられた方々は、ぜひこちらのバーでじっくりとロックの世界に没入しに来てはいかがでしょうか？

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