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たまにはバー以外もVol.3 〜苦手なものほど好きになった喜びは大きい〜

「人も焼き鳥も見た目で判断していませんか?」

池袋西口「焼鳥 MOZU」

第3回目は、池袋駅西口から徒歩10分ほどの場所にある「焼鳥 MOZU」です。

この日は無性に焼き鳥が食べたいと思い、数多くの焼き鳥屋が立ち並ぶ池袋で、前々から気になっていたこちらのお店を訪れました。

こちらのお店は普通の焼き鳥屋とは違っていて、店内は南国風の佇まいになっており、おしゃれなカクテルがとても充実しています。また、焼き鳥チーズフォンデュが名物で、女性のお客さんも多く来店するそうです。

席数は、カウンター・テーブル席を合わせて28席と、複数人で来ても十分なほど用意されています。

まずは「生ビール」(¥500)でお疲れの一杯をしました。しっかりと冷やされており、ビールサーバーの手入れがきちんとされているのが伝わってくる美味しさでした。

また、お通しとして「高野豆腐のおひたし」が来ました。

これが絶品。飲み物のようにスルッとした喉ごしで、あっという間に平らげてしまいました。

この日はおつまみに「チャンジャ」(¥300)、「ポテトサラダ」(¥400)、「うずらどんぐり」(¥300)を頼みました。

どれもリーズナブルで量が多く、特に「うずらどんぐり」がしっかりと味付けがされていたのが印象に残りました。

そうこうしている内に、あっという間に2杯目にいってしまいました。

画像はこちらのお店オリジナル「MOZUハイボール」(¥480)です。

サファイアブルーの色をした蜂蜜のほどよい甘さの炭酸に、レモンを一絞りさせて苦味を効かせた一杯は、あなたを南国の情景へと誘う飲むべき一品です。

そして、いよいよメインの焼き鳥です。

この日頼んだのは、ねぎま(¥160)、ぼんじり(¥140)、つくね(¥200)、皮(¥140)、ししとう(¥160)、豚バラ肉巻き(チーズ)(¥250)です。(つくね以外はいずれも塩です。)

どれもプリッとしていて柔らかく、冷凍の焼き鳥では出せない味でした。本当に1本1本こだわりを持って焼かれているのが伝わって来ました。

特に豚バラ肉巻き(チーズ)は、とろけそうな熱々のチーズが絶品で、次回ぜひ名物のチーズフォンデュ焼き鳥を頼んでみたいと思わせるほどでした。(チーズフォンデュ焼き鳥の注文は2名様〜とのことです。)

正直なところ、こちらのお店はお酒と雰囲気を重視し、焼き鳥はおつまみ程度の感覚で出しているのだろうと来店前の自分は考えていました。

しかし、焼き鳥のこだわりと美味しさは他店に引けを取らず、むしろ値段も良心的なところから、相当レベルが高いところで勝負しているお店だと感じました。

また、店員さん達も活気があって愛想も良く、この逆風のご時世にも負けない熱量を持っておられました。こういう方々が頑張っているのを見ると、自分も「良しやろう!」という気が出てきますね。

ちなみにこの時、店員さんに「レバーはお好きじゃないんですか?」と、聞かれました。確かに自分はレバーや砂肝などが苦手で、何度かチャレンジもしましたが、結局克服することができませんでした。

店員さんも実は昔レバーが苦手だったそうなのですが、焼き鳥に携わり、本当に美味しいレバーと出会い克服できたとのことで、うちのレバーは苦手な人がどんどん好きになっていったほど自信があるとのことでした。

そこまで言うのならよっぽど自信があるのだろうと、レバー(¥180)を一本頼んでみることにしました。(写真を撮るのを忘れました。すみません。)

届いた品を一口食べてまず思ったのが、「これが本当にあのレバーなのか!?」の一言でした。

それほど自分の今まで食べてきたレバーとは別物で、レバー特有の臭みがなく、食感も絹豆腐のようなフワッとした柔らかさでした。

店員さんの言っていたことは決して大げさではなく、むしろ次回これを食べるためにまた来たいと思わせるほどの美味しさでした。

「焼鳥 MOZU」まさか自身の長年苦手だったものを克服してくれる場所になるとは、思ってもみなかったです。

お通しも¥300とリーズナブルで、価格・味・量・雰囲気いずれも申し分のないお店でした。

何事も見た目や先入観で決めず、とりあえず入ってみる・試してみることが自分の視野や世界を広げ、人生に新たな喜びや発見をもたらせてくれるということを、改めて教えていただいたお店です。

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