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バーのすすめ No.12 〜大山のお酒博士〜

大山駅『Ga-ya』

第12回目は、大山駅から徒歩3分ほどのショットバー「Ga-ya」です。

入店すると、人の良さそうなマスターが迎えてくれました。

店内はカウンター席のみですが、隣との距離を比較的広くとっているため、リラックスして飲むことができます。

まず一杯目は、このお店おすすめの「スーズ・トニック」(¥800)を頼みました。

「ゲンチアナ」と言われるリンドウ科の薬草を用いたこちらのリキュールは、

普通のジン・トニックよりさらに苦味が効いた味となっています。

実際に飲んでみると確かに苦味が強めですが、トニックウォーターのほのかな甘味とのバランスが取れ、とても飲みやすく美味しい一杯でした。

ちなみにこちらのリキュールは、ピカソやダリなどの芸術家が愛飲していたことで有名だそうです。

参考URL:https://www.pernod-ricard-japan.com/brands/domestic/liqueur/suze/

続いて二杯目は、「カリラ12年」のロック(¥1,000)を頼みました。

先日飲んだボウモアよりスモーキーさが強く、飲んだ後も燻製の余韻を長く味わうことができます。

「カリラ」は、ウイスキーの聖地であるスコットランドのアイラ島で生産されているシングルモルトです。

こちらの製造元である「カリラ蒸留所は」1846年に創業され、その後何度か閉鎖・再開を繰り返しましたが、1970年代に蒸留所の大改装を実施し、アイラ島最大級の蒸留所となりました。

カリラの原名である「CAOL ILA」は、それぞれゲール語で「CAOL(海峡)」、「ILA(アイラ)」を表し、「アイラ海峡」を意味します。

「カリラ」の原料として、アイラ島の製麦専門業者・ポートエレン社製のスモーキーな麦芽が使用されており、こちらの麦芽と、蒸留の工程で気化アルコールを冷やす際に冷却水として海水を使用していることが、「カリラ」の潮とスモーキーな香りの特徴を生み出しています。

また、こちらのマスターはお酒に関して非常に博識で、ウイスキーはもちろん、日本酒やワインにも詳しく、様々な知識を教えていただきました。

何でも昔は営業のお仕事をされており、通勤中に常時3冊はお酒に関する本を所持し、合間を縫っては本を読んでいたとのことです。

ショットバー「Ga-ya」お酒好きが講じてバーを始めたとのことで、お店からお酒への愛がひしひしと感じられる素敵なバーでした。

チャージとして自家製のミックスナッツ(¥500)が出されましたが、こちらもサクサクとした食感でとても美味かったです。

入りやすい雰囲気で、マスターも懇切丁寧にお酒のことを教えてくれるため、バー初心者に取ってもおすすめのお酒教室です。

店舗URL:https://shotbarga-ya.blog.ss-blog.jp/

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