究極のラーメンを求めて第28回 〜九十九里の薫り〜
向原駅『志奈そば 田なか』

第28回目は、向原駅から徒歩3分ほどの場所にある、「志奈そば 田なか」です。
こちらのお店は煮干しをベースとした「淡麗系」と「濃厚系」のスープに分かれています。
私はこの日、一番人気と謳われている淡麗系の「煮干しトリュフそば」(¥880)を頼みました。
待つこと10分ほど、届いたそばのスープを一口含むと、ふんだんな煮干しのダシと上品な正油の薫りが口の中いっぱいに広がりました。
こちらのスープは九十九里産の煮干しを使用し、沸騰させないように弱火で煮出すことにより、苦味・エグ味を抑え、煮干しが本来持つ自然な甘さを引き出しているとのことです。
麺も細身ストレート麺の、ツルツルっとしたのど越しで箸が進みます。
二種類のチャーシューも柔らかくて下味がしっかりしており、そばの旨味を引き立たせます。
また、サイドメニューの肉飯(¥200)もマヨネーズと胡椒が効いていて、こちらもレギュラーメニュー化してほしい一品です。

「志奈そば 田なか」千葉の海をこよなく愛するイタリアン出身の店主により生み出されたラーメンは、しっかりと九十九里の潮風を感じられる出来栄えでした。
次回はぜひ濃厚系のそばとつけ麺を試してみたいです。