バーのすすめ No.4 〜Red and Black with Jazz〜
「自分の居場所は自分で見つける」
池袋東口 「BAR LAST FIZZ」
こちらは池袋駅東口から徒歩5〜6分ほどの場所にあるジャズバーです。
赤と黒を基調とした店内は、カウンター席が6つ、テーブル席が2つとなっており、こだわりのアナログレコードとヴィンテージスピーカーからは軽快なジャズが流れています。
バーテンダーさんは物腰柔らかで話し方も丁寧な、とてもプロ意識の高い方でした。池袋東口の方ではあまりバーに行ったことがなかったため、この辺りのことを色々教えていただきました。
飲み屋街と言うと西口のイメージが強いですが、東口も負けていません。
落ち着いて飲みたい方は、個人的に東口の方が良いかもしれませんね。
この日は、バーテンダーさんおすすめの「NOAH’S MILL」のロック(¥1,200)をいただきました。
こちらのウイスキーは香りがとても芳醇で、一口飲むと濃厚な味わいが口の中一杯に広がります。アルコール度数が57%と高めですが、キツさは無く、後味の余韻を楽しながらゆったりと飲むことができます。
個人的にワインを嗜むのに近い感覚を覚えました。
「NOAH’S MILL」は、アメリカケンタッキー州バーズタウンにあるウィレット蒸留所で生産されているバーボンウイスキーです。
ウィレット蒸留所は、1936年にトンプソン・ウィレット氏が創業した「ケンタッキー・ディスティリング・カンパニー」の蒸留所です。
その後70年代アメリカの環境問題による影響により、1980年に蒸溜所を一時停止しました。
1984年にはエヴァン・カールスビーンが買収し、蒸溜所名を「ケンタッキーバーボンディスティラリー」へと変更しました。ここからウィレット家に代わり、カールスビーン家が経営を担っていくことになります。
蒸留所は機能していませんでしたが、他社から原酒を購入し、自社で熟成して販売する業態をとっており、この事業展開の一環で「NOAH’S MILL」が生まれたとのことです。
その後カールスビーン家が続けてきた家族経営が軌道に乗ると、2012年に蒸留所を再開し、2014年には蒸留所名が正式に「ウィレット蒸留所」と定められました。
「NOAH’S MILL」は90年代に生まれたブランドで、当時は15年ものが販売されていたそうです。
現在は15年ものの販売を終了し、年数表記のないノンエイジボトルになっています。
参考URL:https://www.barrel365.com/noahs_mill/
「BAR LAST FIZZ」、チャージは¥600ほどで、一人でもフラッと飲みにいきやすいお店です。
他にもオリジナルカクテルや葉巻なども取り扱っているとのことですので、今度試してみたいですね。
また、姉妹店もあり、こちらは「BAR WOODSTOCK」という店名で、60〜90年代のロック・ブルース・ソウルなどを流しているそうです。
次回ぜひこちらも訪れてみたいと思います。