やっぱり定食だよ その17 『一木』
「日本経済を支えて来たのは定食屋かもしれない」
第17回目は、新橋駅から徒歩5分ほどのGINZA9の地下1階にある「一木」です。
地下に降りると、何やら昭和の古き良き時代を彷彿とさせる雰囲気の飲食店街が広がっています。
魅力的なお店が並ぶ中、通りの外れの方に佇むこちらのお店に惹かれ、ふらりと入店しました。
店内では、絵に描いたおしどり夫婦のような店主と女将さんが切り盛りしていました。
メニューが多く、悩んだ末に「牛カルビ焼肉定食」(¥990)を頼みました。
待つこと7、8分ほど。
早速出来たての牛カルビを食べたところ、濃いめの味付けが空きっ腹にドシンと突き刺さりました。
クセになる味でご飯がどんどん進みます。
ちなみにこちらのお店はご飯のお替りが一杯まで無料となっています。
また、こちらのサラダは女将さんからサービスで頂きました。
こうした粋な計らいが、昭和の古き良き人情味を感じられますね。
味噌汁もホッとする優しい味わいで、実家の手料理を思い出させます。
大変満足しながら完食しました。
ちなみに冒頭でも述べましたが、高度経済成長期に日本のサラリーマンを陰ながら支えてきたのは、こういった定食屋さんの存在も大きいのではないでしょうか。
特に東京は各地方から色々な人々がやってきます。
その中で束の間のひととき、実家の味を思い出させてくれる定食屋の存在は、再度仕事を頑張ろうという活力を与えてくれる場所だと思います。
これからも日本の発展を変わらずに支えていってほしいですね。