買ったもの その10『福生にて』
「USA in Japan」
第10回目は、米軍基地がある街「福生」を訪れたことについてです。
学生の頃に村上龍氏の『限りなく透明に近いブルー』に衝撃を受け、いつか舞台となった福生市を訪れてみたいと前々から思っていました。
(※限りなく透明に近いブルーについては、いつか機会があれば記事にしたいと思います。)
都心から電車に揺られること約1時間半、改札を出ると駅前からはアメリカンな雰囲気は無く、ごく普通の駅といった印象を受けました。
しかし、グーグルマップを頼りに横田基地の方へ歩いていくと、だんだんとそれらしい雰囲気の建物が見えて来ました。
こちらは飲み屋街みたいになっていて、夜な夜な米軍基地の兵士達で交流する姿が目に浮かびます。
また海外の方がちらほらと見受けられるようになり、いよいよ本格的にアメリカンな雰囲気になってきました。
ちなみにこういったアメリカのチャイナタウンにありそうなお店も見受けられました。(訪れたことはないのであくまで想像です。)
そして駅から歩くこと約15分、ようやく横田米軍基地の第二ゲート前まで来ました。
米軍基地へはいくつかのゲートがあるようなのですが、駅からまっすぐに来るとこちらにたどり着きます。
こちらが入り口の看板で、警告文が乗っており、これより先は許可が必要となります。
中には日本人と見受けられる方々も入っていったため、どういった関係なのかと、ふと気になりました。
こちらは横田基地そばの国道16号で、この通り沿いに色々とアメリカンなお店が立ち並んでいます。
歩道にはヤシの木が植えてあり、まるでカルフォルニアのハイウェイ沿いを歩いている雰囲気を味わえます。(あくまでイメージです。)
またこちらは案内板を接写したもので、通り沿いのお店の地図を表しています。
このように通り沿いには古今問わずアメリカンなお店が多く立ち並んでいて見どころ満載です。
特に3枚目のブルーシールは沖縄発祥の有名なアイスクリーム屋さんで、沖縄にも米軍基地があることから、何かしら繋がりがあるのでしょうか?
ちなみにこちらが本日ランチを頂いたお店でして、昔観たアニメ映画の『スカイクロラ』に出てきたダイナーを連想させます。
内装もばっちりアメリカンな仕上がりで、ご飯も文句なしのクオリティでした。
夜になるとより一層、アメリカのハイウェイ沿いのダイナーにいる雰囲気を味わえると想像すると、ぜひまたディナーで訪れたいと思うお店でした。
そしてこちらが今回の戦利品であるペプシ・コーラのコースターと「THE MINT MOTEL」の小物入れです。
ペプシは一昔前のロゴに惹かれたのと、小物入れもそのデザインに何となく惹かれて購入しました。
ちなみに「THE MINT MOTEL」はこちらのお土産を購入したお店「BIG MAMA」のオーナーが経営しているカフェで、買い付けでアメリカを訪れた際に利用していたモーテルをイメージして創られたそうです。
こちらがTHE MINT MOTELの外観です。
この日は別のお店でランチを食べてしまったので、残念ながら訪れませんでしたが、次回福生に来た際にはぜひ立ち寄りたいと思います。
ちらっと外から覗いた程度ですが、アメリカ映画に出てきそうな内装をしていました。
総括ですが、トランプ氏が再選したり、ロシアとウクライナの戦争が長期化したりと、未だに先行き不透明な時代が続いています。
ここ福生も過去の歴史から生み出された街です。
外部の人には分からない、住んでいる人たちならではの想像つかない苦悩などもあると思いますが、異文化を街のシンボルとして昇華し、うまく調和された様相を拝見すると、そこに住む人々の力強さを感じました。
お互いの文化に敬意を払い、良いところと悪いところを補い合える日が来ることを、改めて切に願う気持ちが芽生えた旅となりました。