究極のラーメンを求めて第54回『中華そば 多繋』
「上野からの刺客」
第54回目は、池袋駅西口から徒歩8分ほどの場所にある『中華そば 多繋』です。
こちらのお店は最近上野から移転してきたばかりで、醤油ベースの黒豚と塩ベースの白豚の二枚看板となっています。
初めて訪れたということもあり、今回は王道醤油ベースの黒豚味玉(¥970)にしました。
スープは魚介の旨味と豚の出汁がしっかりと染み込んでいますが、クドくなりすぎず、滑らかな口当たりです。
麺は平たいちぢれ麺で、こういったスープに対してこのような麺のお店は意外とありそうで無かったため、同様なスープを売りにしている他社と差別化が上手く図れていると思います。
(ちなみにこちらの麺は自家製の多加水麺と呼んでいるそうです。)
また、具材は青のり、メンマ、長ネギ、チャーシューと豊富で、一つ一つにこだわりが感じられます。
『中華そば 多繋』総合的に満足でしたが、一つ気になった点としては、麺の大盛りができないため、少々量に物足りなさを感じた点でしょうか。
しかし、開店間もないにもかかわらずこのクオリティを出してくるとは、次回にもう一方の塩ベースの白豚を食べるのと、これからさらに改善されてどう変わっていくかがとても楽しみなお店です。