バーのすすめ No.16『WaWon』
「サクッとMarker’s Markを飲みに」

第16回目は、池袋駅西口から徒歩7分ほどの場所にある「Bar WaWon」です。
西口の繁華街の某雑居ビルの地下に降りると、人当たりの良さそうなマスターさんがお出迎えてくれました。

店内はカウンター・テーブル合わせて18席と広々としていて、ゆったりできます。
また、ウッド調の佇まいが落ち着きの雰囲気をもたらせています。
特にカウンターの高さ・足置きパイプの位置が絶妙で、座っていて疲れにくいです。

この日は一杯目に「ジンフィズ」を頼みました。
ほのかに甘くも、レモンが味を引き締め、一杯目にふさわしいカクテルです。
「ジンフィズ」は1888年、ニューオーリンズの「インペリアル・キャビネット・サロン」のオーナーであるヘンリー・ラモスが初めて作ったとされています。
「フィズ」とは、ソーダ水の泡が弾ける「シューッ」という音を表す擬音語で、スピリッツやリキュールに砂糖、レモンなどを加えてソーダ水で割ったものを言い、ウイスキーやブランデーなど様々なベースのフィズがあります。
また、イギリスで生まれた「トム・コリンズ」と同じ材料を使うため、兄弟カクテルと呼ばれています。

また、こちらのバーはフードもとても充実していて、画像の「フィッシュ&チップス」は魚の身がプリッとしていて、フライドポテトも揚げたてのサクサクで、お酒が非常に進みます。
お酒とつまみを堪能したところで、いよいよこちらの名物「Marker’s Mark」を頼みました。
と言っても、普通の「Marker’s Mark」だと普段家でも飲んでいるため、少し上位の「Marker’s Mark 46」のロックを頼みました。

普通の「Marker’s Mark」とは違って、一口飲んだ瞬間に少し酸味と苦味が強めかなと感じましたが、その後はいつものまろやかな味わいになりました。
「Marker’s Mark 46」は、創業者のビル・サミュエルズ・シニアとマージー・サミュエルズの息子、ビル・サミュエルズ・ジュニアの発案によって生み出され、原酒の入った樽に10枚の焦がしたフレンチオークステーブを入れ、温度を常時10℃にキープされた石灰岩の貯蔵庫に保管し、9週間熟成を重ねて作られています。
「46」という数字は、最終的に探し求めた香りを生み出したフレンチオークのステーブプロファイル番号が「46番」であったことに由来します。
「Bar WaWon」まるで初めて入ったとは思えない居心地の良さで、気軽に仕事終わりなどにサクッと飲んで行きたいときなどに、ぜひおすすめのバーです。